［最高水準］DiDi Food(ディディフード)配達員の事故保険・補償内容を解説

フードデリバリーサービスDiDi Food(ディディフード)が2022年5月25日をもって日本から撤退することを発表しました。

配達員として働いている方にとって、気がかりなのは「事故」。

事故にあってしまったら、怪我をしてしまって辛いのはもちろんのこと、収入が減ってしまったり、怪我を相手にさせてしまったらその支払いなどの金銭的な心配も大きいのではないでしょうか。

DiDi Food(ディディフード)に保険はあるの？
どのような場合に保険が適用されるの？
補償金額はどれくらいなの？
任意保険は必要なのか？

こんなお悩みをお持ちの方向けに、DiDi Food(ディディフード)配達員の事故保険・補償内容を解説していきます。

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DiDi Food(ディディフード)の保険加入資格

DiDi Food(ディディフード)では、事故を起こしてしまったり、怪我をしてしまった、不幸にも配達員本人が死亡した場合に給付金が支給される保険/補償制度が用意されています。

保険に加入する方法は、配達員登録を行うだけ！だれでも配達員登録を行うと自動で加入される仕組みになっています。別途契約書などを書いたり押印する必要はありません。

配達車両によっても保障内容などの違いもありません。自転車で配達していた場合でも、バイクで配達していた場合でも、保険に加入することはできますし、保障金額は変わりません。

関連記事 DiDi food(ディディフード)配達員登録の条件を紹介

DiDi Food(ディディフード)の保険適用範囲

DiDi Food(ディディフード)の保険適用になる範囲は、業務中（配達リクエストを受けた時点から配達が完了、またはキャンセルするまでの間）の事故に限ります。

リクエストを待機している時間などは、DiDi Food(ディディフード)の保険適用範囲外となってしまいます。

エリアを変更するために移動している時間や、キャンセル処理を終えた後などの時間になにか起きてしまった場合には、保険が適用されませんので注意しましょう。

DiDiフード（ディディフード）の保険・補償の種類

事故保険の保証制度は、以下の2種類に分かれています。

対人・対物賠償責任
障害保証制度

事故を起こしてしまった時に相手・自分の物以外に損害を与えてしまった場合に適用されるのが「対人・対物賠償責任」、配達員自身に入院や手術などが必要になる怪我等があった場合は「障害保証制度」が適用になります。

以下に、２つの保障について詳しくご紹介していきます。

配達パートナー「対人・対物賠償責任制度」の内容

「対人・対物賠償責任制度」とは「配達中に他人を死傷させたり、物品を破損してしまっら時に生じる損害賠償を補償する制度」となっています。

配達中に車にぶつかって傷をつけてしまった
飛び出してきた子供を跳ねてしまった
配達中に転倒して民家の敷地内の物を破損させてしまった

上記のような場合には、基本的に加害者である配達員（配達パートナー）に対して賠償請求されます。そんな場合に、DiDi Food(ディディフード)では、「対人・対物賠償責任制度」があります。

補償内容

DiDi Food(ディディフード)の対人・対物賠償責任制度の保障内容は以下の通りとなっています。

補償上限は3億円
最大自己負担金は無し

補償上限3億円あるので、十分な保障内容となっています。基本的に、最大自己負担金は無しとなっていますので、とっても配達員にとってはありがたい内容となっています。

配達パートナー「損害補償制度」の内容

外出自粛の影響でフードデリバリーサービスの需要が高まり、「DiDi Food(ディディフード)」でも多くの配達パートナーにご協力いただいています。一方で配達中の事故も増加しており、実際に「DiDi Food(ディディフード)」の事故補償を利用された方も複数いらっしゃいました。

今後予想される配達パートナー増加による事故と安全を考えて、東京海上日動火災保険の傷害保険提供を受け、補償内容を下記のように拡充することが決定されました。

これにより、配達パートナー向けの補償としては、通院・入院・手術などすべての項目で業界 No.1の補償水準となりました。また、東京海上日動火災保険の傷害保険に切り替えることで、今までの事務手続きを簡素化することにより、配達パートナーに対してスピーディーで手厚いサポートが提供できるようになりました。

→DiDi Foodの障害補償制度の公式規定

通院保障

通院保障は、DiDi Food(ディディフード)で配達しているときに事故やケガで病院もしくは診療所に通い、または往診により治療を受ける場合に給付金が受取れるというものです。ただ、治療を伴わない薬剤、診断書の受領等のためのもの費用には適用されません。

通院日数に応じて、所定の見舞金額が支払われます（定額払い）。なお、見舞金の給付には医師からの診断書取付が必要となります。

DiDi Food(ディディフード)で支給される通院保障は6,000円/日最大90日支払われます。最大54万円が支払われます。

入院保障

入院保障は、DiDi Food(ディディフード)で配達しているときに事故やケガで入院することになった時に給付金が受取れるというものです。入院した再に発生した一時的な出費や、入院期間に配達を行う事ができなくなった分の収入減をカバーすることができます。

入院日数に応じて、所定の見舞金額が支払われます。見舞金の給付には医師からの診断書取付が必要となります。

DiDi Food(ディディフード)で支給される入院保障は9,000円/日最大180日支払われます。最大162万円が支払われます。

手術保障

手術保障は、DiDi Food(ディディフード)で配達しているときに事故やケガで手術が必要になった際に給付金が受取れるというものです。

配達中の事故により、手術を伴う場合、所定の見舞金額を支払う（定額払い）。なお、見舞金の給付には医師からの診断書取付が必要。

手術保障の金額は、入院中9万円、外来4万5千円となっています。

死亡時保障

死亡時保障は配達中の事故により、不幸にも配達員本人が死亡した場合、扶養者もしくは相続人に対して所定の見舞金額を支払われます。

給付対象者が配達中に傷害を被り、その直接の結果として、傷害を被った日からその日を含めて180日以内に死亡または後遺障害が発生したときは、死亡・後遺障害見舞金として給付金額が支給されます。

見舞金額は、1,200万円となっており、扶養者もしくは相続人に対して支払われます。

後遺障害時保障

配達パートナーが配達中に傷害を被り、その直接の結果として、傷害を被った日からその日を含めて180日以内に死亡または後遺障害が発生したときは、死亡・後遺障害見舞金として保証金額が支給されます。

配達中の事故により、配達パートナーに後遺障害が生じた場合、所定の見舞金額が支払われます。なお、見舞金額は後遺障害の等級に応じて支払われますが、後遺障害の等級調査はDiDi Food(ディディフード)側が外部機関に委託されます。

金額は後遺障害の等級に応じて異なりますが、最大で1,200万円が支給されます。

関連記事【最新】DiDi Food(ディディフード)配達エリア・範囲

葬式費用保障

DiDiFood(ディディフード)では、配達パートナーが配達中の事故等で死亡した場合、扶養者もしくは相続人に対して所定の見舞金額が支払われます。

100万円の葬儀費用として使う事のできる補償金額を支払われます。

家族見舞金保障

配達中の事故により配達員（配達パートナー）が死亡した場合、配偶者や被扶養者に対して所定の見舞金額を支払われます。最大36.2万円の給付金が支払われます。

後遺障害の場合は等級に応じて見舞金額が決定されて支払いが行われます。

DiDi Food(ディディフード)の事故保険・補償内容の注意点

DiDi Food(ディディフード)の事故保険・補償内容には注意点があります。

事故保険・補償内容の注意点

補償適用は、業務中(配達リクエストを受けた時点から配達が完了、またはキャンセルするまでの間)の事故に限ります。
下記の場合、補償が適用されない場合があります。
- 給付対象者の故意又は重大な過失に起因する場合
- 給付対象者が法令に定められた運転資格を持たないで、又は道路交通法に定められる酒気帯びた状態での自動車または原動機付自転車運転の場合

他にも、適用にならない場合についてはこちらのDiDi Foodの障害補償制度の公式規定に詳しく記載されていますので、参考にしてみてください。

DiDi Food(ディディフード)の事故保険・補償内容の請求方法

事故を起こしてしまったり、何かしらのトラブルによって入院や手術等が発生した場合には、すみやかにDiDi Food(ディディフード)のサポートセンターに連絡をするようにしましょう。

事故が起きた状況や場所、日時、負傷した状態などわかることは時系列でメモなどをしておく事をお勧めします。

事故について

事故日時
事故現場の住所
事故状況
届出警察署
担当警察官

負傷者に関すること

負傷者氏名、住所、電話番号
病院名、電話番号
症状

提出が必要な書類

給付対象者が、規定に基づく補償の給付を請求する場合には、下記の書類を提出する必要があります。

傷害見舞金等支給規定に規定する見舞金の申請に関する書類
医師または柔道整復師の診断書
警察の交通事故証明書
後遺障害がある場合は後遺障害診断書
その他、DiDiフードが必要と認める書類

DiDi Food(ディディフード)の配達員も任意保険加入をお勧めします

目的のエリアへ向かって移動中の時や、配達の間の待機中の場合には、保険適用外になってしまいます。あくまでも、業務中（配達リクエストを受けた時点から配達が完了、またはキャンセルするまでの間）の事故に限ります。

そのため、業務時間外にも使う事の出来る任意保険に加盟しておく事をお勧めします。

一般的な任意保険では、業務中の事故の場合には保険が適用にならない…という事もあります。せっかく保険に加入していても、頼りたい時に保障が適用にならないのでは話になりませんね。

損保ジャパン日本興亜やイーデザイン損保などの保険会社では、業務用も補償対象となるバイク保険を取り扱いしている場合があるようなので、しっかり自分で求めている保証内容と、金額などを照らし合わせて探してみる事をお勧めします。

DiDi Food(ディディフード)配達員の事故保険・補償　まとめ

DiDi Food(ディディフード)には業界最高水準の事故保険・補償が自動でついてきます。

特別な手続きをしなくても、保険に加入することが可能
配達車両による保証範囲の違いはありません
「リクエスト受付」から「配達完了」までのみ適用
金額や条件は、シチュエーションによって異なる
リスクに備えるなら、任意保険への加入がおすすめ

DiDi Food(ディディフード)は、 2021年4月7日（水）より、配達パートナーの事故補償内容を拡充し、配達パートナーに対するすべての補償内容を業界No.1水準まで引き上げました。

そのため、業界でも保障内容は充実していますが、リスクに備えるなら、任意保険への加入をお勧めします。自分で必要な保険に加入しておく事で、安心して配達を行う事ができますね。